探偵事務所の浮気調査料金の相場
探偵事務所に浮気調査を依頼する相場って探偵に依頼したことが無い人には、最も気掛かりな部分ですよね。ザックリ言いますと、浮気調査でも素行調査にしても、どこまで調べるか。調査対象者が何人なのかで料金は変動します。つまり、夫あるいは妻が浮気をしていると確信された時に『何をどこまで知りたいのか』で調査料金に差異が生じます。
つまり、今の探偵業界ほとんどの調査料金は調査員1名の調査料金体系を用いているからなのです。各案件にもよりますが、調査力に自信がある探偵事務所でも、ひとつの浮気調査では最低2名から3名で行います。TVドラマ等ではよく探偵1人で車の中から一眼レフで撮っている様子が有りますが、先ず1人ではなかなか難しいのが現実です。
例えば、確定した家の出入りだけならばTVの様に1人でもなんとか出来ないことは有りませんが、探偵と云えども人間ですので、食事やトイレは必ず定期的に行かなければなりません。「ちょっとトイレ」男性の探偵であれば物陰に隠れて立ションと云う手もありますが、女性探偵の場合にはそうは行きません。そんな時に限って現場の事態は動くことを何度も経験して居ります。ですので、複数の探偵達でチームを構成している場合でも、1人の探偵がトイレに行くなり、何等かの事情で車外に出る時には必ず自分の荷物は全てもって行くのが基本。それは、出ている時に状況が変われば調査車両はそれに応じて発進します。探偵1人を待つなんてことをしていれば、全てが台無しになるので、置いてけぼりなってしまった探偵は、いつでも状況に応じて合流する為に、自分の荷物は持って降りるのです。これは、探偵の基本中の基本であります。
そんな時に探偵が1人で張り込みをしていた場合には、状況が変わったことにすら気が付かない場合もあれば、今、対象者がカフェに入ってオーダーしたからと、探偵がトイレに駆け込み。たかだか1分程度、目を離した隙に戻ったら対象者がそのカフェに居ない。何があったのかすらいまだに不明な事象が現場ではホント起こるのです。この様に、余程単純な現場で無い限りどんなに調査力がある探偵であれども、調査員1名で調査を行うことにはリスクだらけなのです。
浮気調査や素行調査には、対象者が居ます。こちらの想像通りには絶対に動いてくれません。対象者の動きに合わせて探偵達は動くしか無いのです。従って、調査には最低でも探偵2名から3名が必要になって来ます。その内訳は、先ず車の運転をする探偵1名。尾行する調査員が2名。2人だと基本、車を運転する探偵は車からほとんど離れることは出来ませんので2名での調査は、徒歩尾行を1人ですることになります。
上述したように1名で調査するよりは、近くに車に乗ったしている探偵が居ますので、いくばくかは気持ちの部分では、ましでは有りますが、徒歩尾行で対象者が神経質な方の場合には、百貨店や家電量販店などに入られた場合には何度かすれ違うことが有ります。こう云った場所では人間はアドリブで動く傾向に有ります。
「トイレはどこだろう」「あ、ついでにあれも買いたい」等と、店内を熟知している対象者でも急に振り返って探偵の方へ歩いて来る場合が必ず2~3度有ります。こう云った場所にあっては我々探偵の姿等、普通は景色のひとつであるのですが、警戒心の強い対象者や神経質な人の場合、何度かすれ違うと別の探偵と前後を入れ替わらなければなりません。そうするのは探偵側の気持ちが弱気になってしまい、あまり突っ込んだ尾行が出来なくなるのです。対象者は何も感じて居ない方が多いのですが、神経質な対象者の場合には探偵に気付いて居ないふりをしながら、尾行されていないか、試しに来る場合も有りますので、調査員も念には念を入れて取り組まなくてはいけません。
したがって、調査は人数が多ければ多いほど良いのですが、先にも書いた通り調査員1名いくら(弊社の場合には4,996円)ですので、何人もの探偵を投入すると、依頼者さんはいくらお金がかかり過ぎて、たまったものでは有りませんので、最初の契約時にキチンとお話をして探偵3名ならば3名。4名ならば4名と確定させておいてから調査契約書にそれを記載し調査にかかります。お金儲けだけを考えている探偵事務所ならば後々、「どうしてももう2名いれないとこの調査は難しい」等と言って費用を水増しするところも有るとは聞いたことが有りますので、そこは最初の調査契約の際にしっかりと追記してもらうことをお勧めします。
「ウチのは電車移動しかしないので車ってそんなに必要?」と思われる方もいらっしゃいますでしょうが、補足しますと、浮気調査等では調査対象者は必然的に2人居ます。つまりふたつの人格が存在する訳ですから、浮気相手が車に乗って来る可能性やタクシーを使うことも想像しておかなければいけません。仮に急な大雨が降ってきて急遽、浮気相手と一緒にタクシーに乗られる場合も有ります。ホテルや浮気相手の家が近くともタクシーを使う方が、実際には合理的です。コンビニで傘を買うのもワンメーターだけタクシーに乗るのも、もしかしたらタクシーの方が安くつく場合も有ります。そこへお酒が入って居た場合等は特に気が大きくなったり、浮気相手の女性に少し、格好をつける為にタクシーを利用する場合も無きにしも非ずなのです。
そんな時に調査車両の存在が大きく意味をなします。また、最終電車などで、浮気相手の自宅を特定するには最終電車を降りてから尾行するので、それが終われば、必然的に探偵が戻る電車は有りません。ワンメーターで帰れる調査現場など、そうそうあるものでは無いので探偵達がタクシーで帰らなければいけない、まぬけな状況にもなり兼ねません。また、浮気調査の場合にはホテルあるいは、浮気相手の自宅に入るところ出て来るところを撮影しなければいけませんので、余程、車を停める場所が無い現場は仕方なく何時間も探偵達は立ったまま張り込みますが、同じところに車がずっと停まっているのと、同じところに何時間も同じ人間が立っているとすれば、どちらが怪しく見えますかね。調査対象者にはそんなところは見えませんが、近所の住人達にほぼ通報され職務質問を受ける羽目になります。
警察の職務質問は、日常茶飯ですし警察も『探偵』の証明を出せば好意的に扱ってくれるので、そこは問題無いのですが。その最中に、調査対象者が動いたり。その光景を見られると邪魔くさいと云うことです。
結語。
浮気調査や素行調査は特に探偵の数は多い程、調査する側も依頼者側も楽だと云うことです。話を掲題に戻しますと、浮気調査の調査料金は探偵の数。そして時間。調べたい項目の数で変わって来ます。以前にもこの情報ブログに書きましたが、好奇心だけで有利にはならない調査事項は出来る限り割愛して、必要な部分だけを調査することによって調査費用は随分変わって来ます。
余談ですが、裁判所の認識では探偵の浮気調査や素行調査の費用は100万円程度とのことです。50万円ならば安い。100万円なら相場。あくまでも裁判所の勝手な基準では有りますが、弊社でもその程度かなって思います。もっと云うとリズムが噛み合えば、20~30万円で裁判に勝てるだけの証拠が撮れる場合が有りますが、あくまでもそれは依頼者さんがかなりの確信を持って(スケジュールを完全に把握している)いる場合のお話では有ります。でも、これはホントにリズム論になりますが、1日だけで全てが終わった事例も無いわけでは有りません。
それでは、今日はこの辺でタイピングを終えます。
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