浮気調査は離婚の為?
浮気調査は離婚の為?
夫婦や家庭の形は、各夫婦の数だけ存在します。もっと云うならば、人の数だけその形態は違います。年の差夫婦・姉さん女房・お子様の無い夫婦。亭主関白な夫婦・子沢山夫婦。等々と少し思いついただけでも夫婦の形態や家庭環境は違います。ましてや、母子家庭や父子家庭等も現在社会にあっては決して珍しいことでは無いことなど、私がここで語る必要すらないことでしょう。
そんな各家庭、夫婦間の中であまり表面化していないのが、浮気を夫あるいは妻が現在進行形で起こしている夫婦関係。妻や夫の浮気なり不倫なりを知ってか知らずかは別として、我々探偵の目からみれば決して珍しいものではありません。その証拠に東京だけで780社余りの探偵事務所が乱立している中で全探偵事務所が安定した経営をしているか否かは別としても、少なくともそれなりの需要はあるのでしょう。中には料金だけがバカ高くて調査力の無い会社や、規模は小さくてても安価と申しますか適正価格でシッカリとした調査力とプライドを持って探偵業を営んでいる探偵事務所はありますが。
探偵事務所だけを見ても夫婦関係と同じで同一の形態で業務をしているところは少ないのです。そんな数々の東京の探偵事務所でほぼ統一しているのが、依頼案件の多数を占めるのが浮気調査なのですから、東京だけでも毎夜どれほどの浮気や不倫が横行しているかは、推して知るべしであります。また、その中の何組の不倫カップルが探偵に狙われているか。以前にもこの情報ブログで書きましたが週末の東京の街は浮気と不倫と探偵がひしめき合ってるのです。その探偵の数だけ食欲不振と不安。怒りに震えているそれぞれの配偶者が存在します。
そして、その夫あるいは妻達はそれなりのお金を払い探偵事務所に依頼してシッカリと証拠を撮ってくれるのか、失敗するのではないか?また、バレていないか?等々色んな不安に駆られて一夜を過ごすのです。それだけの責任が探偵事務所には重くのしかかるので、血の通っていないお金儲けオンリーの探偵事務所選びには慎重になるべきでなのです。
ほとんどの浮気調査の依頼者は復縁したいが為、浮気相手と別れて欲しい為に探偵事務所に浮気調査を依頼します。なかには、確固たる信念を持って離婚を決意し探偵事務所に浮気調査を依頼される方も居ますが、出来ればもともと浮気そのものがなければ離婚する決意等は必要のなかったものなのですが、、、。
人は嫉妬し恨み哀しむ生き物です。悲しいかな人生には色々な事象が起こります。それが、浮気と云う行為に遭遇した時、今まで感じたことの無い感情が身体中を支配し、心の中でのたうち回るのです。浮気=離婚なんて安易な考えは直ぐに出て来る筈は有りません。何故ならそこには、今までの普通の生活。あたり前の日常を全て失うことへの現実味のない不安があるからです。
例えば、お子様のいる家庭ならば子供の養育に係るお金、学校、環境等。そこへ夫婦としての『愛情』。と云う表現が適切でなければ今まで2人で育んできた『情』とでも申しましょうか、あたり前の毎日と思う状態を形成して来た時間。出会った時、お互いの愛情を確認し結婚を約束した時。お互いの両親に初めてご挨拶する時の緊張。子供が産まれた時の感動、子供の名前を2人で懸命に考えていた時。
同じ価値観の中で笑ったり、喜んだり泣いたり、悩んだり・・・。そんな生活が時の移ろいと共に時に喧嘩をしたり、嫌になった時もあったり。知らぬ間にお互い、年を重ねようやく。<<今ここ>>があたり前になった頃に、『浮気』が確信的になったとて、単純に『離婚』と云う選択肢を選ぶほど人間はシビアでは有りません。当然、各々『人格』が有りますので一概にそれが全てだとは云いませんが、我々探偵は浮気や不倫と云う相談を何万通りと聞いて来ました。気の強い相談者さんは、最初 勢い良く『絶対に離婚します!』とは云うものの、その裏側には言葉とは裏腹な感情が見え隠れします。
ほんとはそんな事、望むはず有りません。上述しましたが、浮気なんかが無ければこのままお互い、富めていてもそうでなくとも一生添い遂げるのが一番だと私はそう思います。不倫や浮気をする方が時折「一度限りの人生だもの」と、自分勝手な言い訳を自分自身に語って居ますが、それならば、結婚しなければ良いのです。自分の欲望の欲するままに、自我の欲求を満たす気侭な人生を選択したいのであれば、浮気相手と一緒になる時に「私は浮気しますけどそれでも良いですか?」と、是非聞いてからご一緒になって頂きたいものです。
他人事で浮気だの不倫だと見聞しますが、イザ当事者になるとどれほど煩わしいものか。少なくとも私もプライベートで経験者なので痛い程、理解して居ります。恋愛中にふられただけであれだけキツイのに、信じて止まなかった人が浮気をしたとなると、それはホントに厳しいものが有ります。浮気や不倫をされる方に敢えて云うならば「浮気するなならバレずにして下さい」夫や妻がその浮気を知らずに死んでいければ、それは浮気は無かったことなのです。
つまり、バレル浮気をする人には浮気する資格が無いのです。我々もそうですが聖人君子じゃあるまいし、道に迷うことも蹴つまずくことも長い人生あるでしょう。しかし、人に迷惑をかけたり裏切ったりすることは故意なのです。その一歩を踏み出すことは理性で必ず踏みとどまる事は出来るはずです。怖いのは踏み外した後の恋愛感情であり、これはその前と後では全く別物で麻薬と同じなのです。そしてその恋愛感情もいつか時が経てば冷めて来ます。その渦中にいる方にこんな思考回路を持てと言っても無理な話であることは良く分かっては居ます。ただ、これだけは言って置きますますが、『因果応報』他者を傷つけたり裏切ったりを繰り返し、今が良かったとしてもいずれ形は違えども自分自身にその刃が襲いかかって来ることは覚悟しておいて下さい。
一時の感情、一時の快楽がどれだけの人の心をズタズタにしているかをどうか分かって頂きたい。それが浮ついた気持ちの浮気や不倫であったら、世の中には探偵と云う存在が居ます。くれぐれもお気を付け下さいませ。