ちょっと気になる！探偵になる人ってどんな性格？
テレビドラマやミステリー小説などでもお馴染みの探偵という職業ですが、その実像については未だ謎に包まれたままです。一体どのような性格の人がこの職業に向いているのでしょうか。かつてはさまざまな職業を転々とした末に個人事務所を開くというパターンが多かったようですが、現在ではずいぶんとシステム化が進み、いきなりプロとして独り立ちするようなケースはめずらしくなっているようです。まずは大きな事務所の求人広告を見て面接を受け、浮気調査等の調査現場を経験して現役探偵から一定の基準を満たして合格のお墨付きを頂ければ、事務所所属のスタッフという形で採用されるパターンが一般的になっていると言われています。その人が実際に浮気をした浮気をされた経験があれば、浮気調査によって色んな自分の経験から想像することも多いので、人生経験が豊富で浮気をした、された等のネガティブな体験も探偵業には大いに生かされます。
こうなると、探偵事務所の採用基準が気になるところです。探偵と云えば浮気調査が連想されますが、探偵は潜入調査などのリスクの高い調査もこなすわけですから、さぞかし特殊な経歴の人が採用されやすいのかと思いきや、実際の探偵の採用基準はいたって常識的で、忍耐力や機転、想像力、協調性などが重視されます。後、人間関係のコミュニケーション力等も必須です。探偵業務の大半を占めるのが浮気調査ですから、相手の行動に沿って尾行をし張り込み中に不審者と間違われて、初対面の相手に不快感を与えない立ち居振る舞いができなければ、やはり難しいのです。そうしたことが求められる一方で、探偵は頭を使うだけでは無く、肉体的な頑強さを重視される傾向もあり、外見で言うと「いかにもひ弱そうに見えて実は柔道五段」というような人が探偵業界では重宝されます。
探偵に本当に危険な依頼が舞い込むことはほとんどないとのことですが、万が一そのような場面に遭遇した際にも、探偵はきちんと対処できるようにしておかなくてはなりません。探偵事務所によって得意分野があり、ある探偵事務所は浮気調査が得意で、こちらの探偵事務所は人探しに定評があるという風に過去の実績が求人にも出ているため、志願者の方も自分がこなせそうな依頼の多い探偵事務所の門を叩く傾向があります。
潜入調査だけじゃない！意外と地味な探偵の仕事
探偵と聞くと、いかにもダーティで「暗躍」というイメージがぴったりの探偵ですが、派手な依頼はほとんどなく、地味で細かい業務を地道にこなす日常がひたすら続くこともあります。探偵業務で比較的多いのはやはり浮気調査で、妻や夫の方からパートナーの素行を調べてほしいと頼まれるケースが一般的なようです。ただし、浮気調査といってもテレビドラマのようにいきなりその現場に乗り込んで証拠を突きつける、ということはほとんどなく、すべての調査は対象となる方の知らないところで遂行され、浮気を調べていたことさえも明かされないことが多いです。
浮気の証拠は、探偵側から調査終了時に依頼主である方にすべて開示され、その証拠をどのように使うかは依頼者本人に委ねられます。つまり、浮気の証拠を集めて依頼者に提供するまでが探偵の業務内容であって、浮気をしている本人に直接罰を与えることが本来の仕事ではないのです。持ち込まれた浮気調査の依頼のうち、夫の不倫の場合は3割程度、妻の不倫の場合でも3割程度の確率で離婚に決着を付けることが分かっています。浮気をされた側は、探偵に調査を依頼した時点でおおよその証拠は掴んでいる場合もあります。
探偵事務所に浮気調査と並んでよく持ち込まれるのは、人探しの依頼です。人探しといってもよくできたミステリーのような犯罪がらみのものではなく、数十年来音信不通になった恩人を探してほしい、勘当して以来行方がわからなくなっている子どもに再会したいなど、そういった類の依頼が多い傾向にあります。テレビドラマのイメージでは、自分のペースで気ままに仕事をこなしているようですが、探偵事務所に所属している以上。労働時間がきちんと管理されており、基本的に決められた時間以外には業務に携わらないようになっています。探偵の勤務時間帯は相当アバウトですがシッカリと休養をとることも仕事のうちなのです。
潜入調査のその先に！探偵もおどろいた壮絶な修羅場
浮気調査のイメージとは違って地味な仕事がメインの探偵稼業であっても、浮気調査が突出してテレビドラマさながらのすさまじい修羅場に遭遇することもあります。修羅場が展開されるのはやはり男女間の問題の代名詞の浮気調査が多く、ベテランになるほど複雑な依頼が舞い込む確率が高まります。
実際の浮気現場に依頼者ともども乗り込んで激しい罵り合いになるのはまだ序の口で、浮気相手が妻の親友であったり職場の同僚であったり、現場ではじめて複雑な人間関係が明らかになるケースもあります。あるいは逆に、数カ月にわたる浮気調査の結果これといった証拠が何も出ず、「浮気の事実なし」として依頼者に報告したところ、それからわずか数日後に妻の独自調査によって浮気が発覚したというケースもあります。夫の方も浮気調査の気配を察知し、調査期間中は行動をセーブしていたということも少なくありません。
浮気調査は普通結婚からある程度の年月が経ち、熟年の夫婦から持ち込まれるものも多いですが、中には新婚の夫婦の調査を依頼されることもあるのです。浮気の証拠がどうしてもおさえられない場合、浮気相手がお店や飲み屋の方だった場合、お客として潜入して直接情報収集するという手段もとることもあります。基本的に男性がメインの職業ではありますが、ここ数年は女性もめずらしくはなくなっており、男性とはまた違ったスタイルで仕事が進められます。
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