浮気調査を探偵に頼まず、ご自分でされることだけはお止め下さい。

浮気調査を探偵に頼まず、ご自分でされることだけはお止め下さい。

こんにちは。前回までの、『探偵による浮気調査 実例』が意外と長くなってしまいました。実際に筆者がその現場で調査していたもので、ついつい長くなってしまいました。

 

 

今回は、夫(ご主人)や妻(奥様)あるいは、恋人。婚約者等々の方が、そのパートナーの浮気を確信して、何等かの決着をつけようと思っているならば、

 

 

友人、知人、親戚の人達と一緒に『なんちゃって探偵』はお止め下さい。

 

 

浮気現場が分かっていて、その場所に乗り込んで行く程の勇気のある方は別ですが、復縁を望む方。つまり、浮気相手と切り離して、もとの生活を取り戻そうとお考えの方。あるいは離婚をお考えで、第二の人生設計をすでにお考えの方は特にご自分で動かないようにご忠告の意味も込めてここに書き記しますね。

 

 

まず、我々探偵はプロです。以前にも何度か書いたとは思いますが、『プロ』とは。専門家であってそれを生業にして生活をしています。それも一般的にはとても高額な費用を頂き、どんな職種でもそうですが、『失敗の許されない』緊張の中で、張り込み、尾行、撮影、報告書作成、弁護士紹介の全てを行います。

 

 

最初に言っておかなければならないのは、1人前の『探偵』となるまでには、おおよそ2年はかかる職人芸なのです。

 

 

家を建てる大工さんや、システムエンジニアの様に一見して「こりゃ素人にはムリ」と分かる職業と違って。

 

 

「車を追いかけることなんか私でも出来る」「顔のバレていない人なら電車でついて行くことぐらい出来るよ」

 

探偵の仕事をそう思っている方は少なく有りません。

 

 

「オレなら出来るよ」とお考えの方は、一度お車を運転されている時にお試し下さい。どの車でも大丈夫ですから、コレと思った車の後をついて行ってみれば分かると思います。ムリに追う必要はありませんので、ご自身の行先に合わせて追うとまず2~3個めの信号でその車はご自身の進行方向と別の道へ曲がって行きます。

 

 

ご自身と同じ方向を走り続ける車ってほとんど無いということが分かります。つまり、同じ車がずっとついて来ていれば直ぐにバレてしまうということです。

 

 

プロの探偵はそれが分かっているので、対象車両との間に1台車を挟んだり信号待ちでも対象車両の死角に入ったり。細い道で対象車両と調査車両だけになった場合には微妙な距離を保ち、対象車両が信号待ちでウインカーを出していることが分かったら、その手前(コンビニがあればラッキー)で、ワザと曲がってすぐに戻り対象車両が動き出すのを見届けてから、追いかける。

 

などと言った初歩的な車両尾行。しかし、真後ろに付きたくないと言っても、右左折専用レーン等に対象車両が入った場合には真後ろに付かざるを得ないこともあります。それは、右左折専用信号って点灯している時間が直線信号よりもずっと早いことはご存知かと思いますが、そういった場合に間に1台車両を挟むと信号が変わってしまう可能性は直線信号の比にならず。

 

 

挟んだ車が停まってしまうと・・。OUT(挟んだ車両がギリ行ってくれればなんとかなりますが)

 

 

ようやく、信号を超えた時には既にすくなくとも10台以上の車が間に入ってしまいます。それだけじゃなく右左折専用信号が設置されているような道路は基本的に交通量が多く、信号も沢山設置されていますので、そこから追い付けるのは20回に1回程度。つまり、ほぼ不可能なんです。(調査対象の生き場所がある程度、把握出来ている場合にはその限りにあらず)

 

 

車両尾行ひとつ取ってもこの様に非常に神経を使う作業であります。また、対象車両がおかしな動き。何も停まる要素が無いとこに突然ハザードを出して停まられたとすれば、どうしますかね?ひょっとすれば、警戒されてこちらの動きを確かめている可能性もある。

 

 

また、LINEなどを操作するのに停まったのかも知れないし。道が分からなくなって、ナビの操作をしているのかも知れない。それとも、生真面目な性格で携帯が鳴って停まったのかも・・。

 

 

調査対象者の性格など、ある程度は浮気調査の場合、依頼者である夫や妻の方から性格的なことは事前に聴き取りしますが、詳細に聞いていたとしても、そこまでの癖は分からない。それは、家に居るご主人と不倫でもしようかという人間の行動は普段のそれとは違って来ます。

 

 

そこにもうひとつ不倫している相手の証拠を撮る作業に、そもそも探偵の仕事は「絶対に怪しまれない」が鉄則。かと言っていちいち調査対象者の動きに右往左往していては仕事になりませんのでこの辺りは実践の経験からくる判断で、続行なのか、一旦撤収なのかを熟練の探偵が判断します。

 

 

次に徒歩尾行(電車移動)のお話をすると、プロの探偵の手にかかればこれは幾分簡単な部類に入ります。それは、あくまでプロの探偵の場合ということを忘れないで下さい。

 

極端なことをいうと、満員電車の中で調査対象者の隣や背中が当たっている場合もありますし、探偵が調査対象者の隣の席に座ることもあります。勿論必然性がある時だけで毎回では有りません。

 

所詮、大勢が行きかう場所では探偵という人間ははただの風景の一部なのです。電車を降りて徒歩尾行になった時、調査対象者が急に何を思ったか「バッ!」と振り返えられる時が稀に御座います。

 

その瞬間、素人の人というか人間の行動心理が、パニックってドラマのシーンにある、ヘッポコ人間はそのままUターンしたり、あからさまに近くの物陰に隠れてしまい結果、怪しまれのです。これは、人間の行動心理ですので仕方無いのですが、そこは数々の現場を経験している探偵の技術で補われるのです。

 

だって、元々コソコソする状況で逢瀬を重ねているのですから、何もやましいことの無い人よりも数倍警戒心があると思わなくてはいけません。(全く無警戒の人もいますが)

 

上述の様に調査対象者。今まさに浮気をしようとしている夫や妻を、バレずに追うことの難しさはご理解頂けましたでしょうか。

 

 

掲題に戻ります。

 

 

この浮気問題を本当に解決する気があるなら、ご自身や素人を集めて探偵の真似事をされて、バレてしまってから探偵に依頼すると、警戒度がMAXになりますので、いくらプロの探偵であれでも調査の難易度が格段に上がってしまいますので、必然的に、その調査費用も高くなります。

 

 

探偵の費用は、完結までの時間・日数で計算されますので、難易度が上がればグッと丁寧に調査を進めなければなりません。こういった警戒度の高い調査には、それなりの調査手法があり答えは必ず出ますが、その分何度もいう様に費用も単純な調査よりも上がってくる可能性が高いのです。

 

長々書きましたが、「絶対に証拠を掴む」とお考えの方は個人探偵をするよりも、夫や妻。その他パートナーの様子をシッカリとチェックすることに専念し、探偵に少しでも多い情報提供をすることが探偵に依頼する時の合理的な動きなのです。

探偵東京・浮気調査<足立区本社>の青木ちなつ探偵調査

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