探偵の浮気調査 裏話
探偵の浮気調査 裏話
今回は浮気調査を探偵に依頼するその時の裏話的なことをお話致します。
夫側であっても妻側であっても、一夜だけのアバンチュール。少し気取った言い方をするなら、『ワンナイトラヴ』それだけならば、すぐにご自身の妻や夫にバレることは余程、嘘の下手な人でなければ、ごまかすことは然程 難しく無いでしょう。
つまり、浮気はバレなければ浮気をしていないことと一緒で、死ぬまで分からなければ、浮気自体が存在しないということです。ただ、ご自身の心の中でどういった感情にさいなまれるかは人それぞれ。自責の念で自身を嫌ってしまうか、それとも「ふ~バレずに良かった」と安堵するのか・・。
「人が心で思うことは誰にも止められない」なので、そこはご自由にってことです。浮気の擁護をするつもりは毛頭有りませんが、結果的に誰も傷つけなかった。誰にも負担をかけさせなかったといった意味では、良かったという考え方も悪く無いということです。
(泥棒や殺人等の刑事犯罪はバレなければ・・。では済みません歴然とした被害者が存在しますので)
だって、何も知らずに死んで行くのですから。出来ればそうあって欲しいものですよね。『浮気』は他の異性と性的関係をもって初めて『浮気』『不倫』と定義付けられますが、それと夫や妻。あるいは、婚約者にバレて初めて『浮気』『不倫』民法でいうところの『不貞行為』となり、怒られるのです。
だから、浮気や不倫を継続的に続け、それがバレる様な人は浮気をする資格は無いということです。それでも浮気をしたい方は、どうか腹を括っておやり下さい。民法では『不法行為』に該当しますが、犯罪では有りませんので。
しかし、恋愛感情というやつは厄介なもので、のめり込んでしまうと20分先のことしか考えられないといったことが、アメリカの研究者によって判明しているようです。そういわれると自分自身が思春期から現在のこの年に至るまで。何人かの人を好きになりましたが、なんだか当たっているようにも思います。
20分先のことしか考えられない状況で、浮ついた気持ちでいるのであれば。周囲にバレない訳は有りません。どんなに周到に夫や妻に隠し通せたとしても、仕事をし普通に生活するには人間関係は1人や2人では有りません。会社の同僚・上司・部下、友人知人、ets・・・。
全ての人を欺くことはほぼ不可能なのです。夫や妻はごまかせても、不倫の王道である社内不倫であればいずれバレます。その証拠を会社があるいは、恋敵から探偵事務所に依頼することも有りますし、夫や妻にバレても結局は探偵が動きます。
社内不倫の場合には、社員さん達の目がそれを好奇の目で追い。夫や妻の場合には、生活習慣で疑いが始まり。そしてLINE等の連絡ツールの発達した現在。その遣り取りを見られるとそれは確信に変わります。
確信に変わると、そのまま放置しておけるほど人間の感情は強く出来て居ませんし、鍛えることも出来ません。浮気という恋愛感情は20分先しか考えれない状況であると上述しましたが、それは夫婦でも同じことで恋愛感情と先行きの不安が入り混じり。そのまま生活を続けることはほぼ不可能なのです。
そこで、その解決のプロ『探偵』の出番がやって来ます。
探偵はその証拠を撮るのが仕事。専門家であり職人なのです。素人が家を建てる時、工務店経由で大工さんにお願いする様に探偵も弁護士経由であったりクライアント経由。あるいはホームページ経由で、依頼される職人です。
本物の探偵が本腰をいれると必ず証拠は撮られます。特に探偵事務所が受任する案件の80%以上を占めるこの『浮気調査』は探偵にとっては、決して難しいものでは有りません。
昔と違い、『探偵業法』が成立してからはそんなに無茶は出来ませんが、人間の智慧は結構順応性が高い為、何等変わりなく仕事は完結出来ます。
その精度はこの情報ブログに『実録編』で探偵の調査実態を記して有りますので、それを読んで頂ければご理解頂けるかと思います。
なにせ、実録物ですので弊所の調査手法ですが、同業他社と然程 変わりは無いと思います。ただ、弊所はトリッキーなことをしばしばやりますので、忙しく調査が同日に重なり過ぎた場合にフリーの探偵さん。あるいは親交のある探偵さんに手伝ってもらうことが稀に有りますが、時に感心されることも有ります。
逆に弊所が知らなかった、新しい機材や合理的な手法を勉強させてもらうことも有ります。
弊所は、一般社団法人 日本調査業協会正会員(日調協)であり、一般社団法人東京都調査業協会(都調協)で理事職にあり。都調協の月に一度の理事会。年3回ほどの日調協や都調協の主催で行われる「教育研修会」などの懇親会で、探偵仲間と飲む機会は多いですが、「どんな調査をしている」「こんな手法がいい」なんていう話はあまりしません。
なので、ここの会社は最近、景気が良いのかどうかはその会社の代表者の立ち居振る舞い等で、分かる程度で。特に技術の話もしかり、その実情などは、想像するしか有りません。
別に出し惜しみしている訳では有りませんが、そんな話題にはならないのです。
そこで、どんな会話をしているかと云えば。そうですね・・。悪口。いわゆる欠席裁判の様なものか、普通のサラリーマンの居酒屋談義みたいなものが多い様に感じます。
悪口というのは、どこの世界でもそうでしょうが、我々探偵事業者の中では「悪い業者」は軽蔑の対象なのです。それは、同協会員の矜持に関わる問題でも有りますし、シッカリ運営している事業所でもそれなりに売り上げが立っているからなのです。